流木アート制作・販売「アトリエ かくれんぼ」

【人生編】転身。達成。そして・・・

もともと父の家業(看板屋)を幼少のころから手伝っていたせいもあり、物を作ることは大好きでした。

単純な性格です。その日からいてもたってもいられません。
建築士を夢見る日々です。

しかし、今まで仕事で家庭に迷惑というか負担をかけてきました。

「転職したい」などとは言えません…。

でも、自分の気持ちに嘘はつけません…。
妻に相談をして「どうしても建築の道を歩みたい、自分の夢を叶えたい」と毎日説得に努めました。
そして納得、いやあきらめてもらい建築業に転職することに決めました。
そのとき30歳でした。

地元のちっちゃな工務店に就職できました。

営業から現場監督まで何でもやりました。
どんなに大工さんからいじめられようが、釘をふんづけて足を引きずりながらでも楽しかったです。

昼は現場で、夜は建築士を目指しての勉強の日々です。
いやぁ〜しんどかったですね(笑)
以前、同じような体験(青年隊編参照)をしておりますが、強制と自ら望んでするのは天と地くらいの差があります。

だんだん仕事も覚え、大工さんとも会話ができるようになってきました。
そんな矢先でした。
ある日社長から呼ばれました…。
しばらく沈黙が続き開口一番「野満くん。君はクビだ!」

私は驚きました(驚愕!)「なぜ?」

理由を聞いたところ「君は意見を言いすぎる。使いにくい」と…。
確かに思い当たることも…。(短気でうそはつけない性格が災いしました)
しかしそれだけではなかったと思います。
その頃、建築数も減っており(ハウスメーカー全盛)…、当然利益も減ります。
その会社は身内企業で私だけがよその人間でした。
まぁ〜リストラ(口減らし)ですな!
クリスマスの一週間前でした…。
よりよって、なんでこの時期に…(TT)

まいりました。妻になんと言えばいいのか(涙)
しかし言わないわけにはいきません。

勇気を振り絞り「俺、クビになった」…

妻の顔色が一瞬変わりました。でも女は強いですな!
「勉強する時間とあなたに反省させるきっかけを与えてくれたのよ」と…。

また妻に救われました(なさけない男です…)

年明けから就職活動です。(涙)
今まではちっちゃな工務店だったので今度は大きなハウスメーカーに行こうと思い探しました。
ハウスメーカーはどのような施工管理をしているのか、どんなデザインを勉強しているのか学びたかったので。

求人雑誌をめくりながら探していると「設計士を募集」の案内が…。
早速面接です。その際に「もうすぐ受かります」などと訳のわからないことを言いながら頭を下げまくりました。
なにがよかったのかわかりませんが採用してもらうことに(ラッキー)…。

しばらくして採用された理由を聞いてみました。
その時の面接官に言わせると「あんたの笑顔かな」…。


今思えば若い時の水商売の経験が役ににたったのですね…。
女性スタッフにいびられようが、ゲイボーイになじられようがお客様の前では「笑顔」に徹しなければならない!

そう…人前ではとにかく笑顔でいるようにしていました(染みついた感じ)

そこの方たちがものすごく良い方たちばかりで本当によくしていただきました。
ただ苦労したのがCADです。

ちょうどこのころからです。
手書きの図面からパソコンのソフト(CAD)で図面を書くようになってきたのは…。
私は元来アナログな人間です。
なかなか使いこなす、いやいやもっと手前の段階だったような…(涙)
まぁ〜昼間はこんな感じで頭をかきむしり、夜は資格試験に向けての勉強です!

なんと毎日5時間勉強してました(驚き!+感心)

学科と図面を書く練習です。
会社が休みの日も、そして子供たちの運動会にも行かず勉強しました(すまん)
自分の過去を振り返ってもこんなに勉強したことはありませんでした。

もし学生時代にこれだけやっていたならば人生変わっていたかも…(笑)

結果、2回目の試験でなんと…、受かってしまったのです。

そうです、あの夢に見た「一級建築士」にです。

どんなに嬉しかったことか。
資格だけではありますが小学生のときの夢を叶えたのです(こぶしを握りました)。
自分の受験番号を見つけた時、恥ずかしながら大きな声で泣いた(男泣きですか…)のをおぼえています。
そして妻と手を握り泣きあったの覚えています。

自分の人生が明るくなったような気がしました(パッとね)

でも、時代は私に味方をしてくれませんでした…。(TT)

つづく